オンライン動画広告費についてのアンケート調査(米国)
IABが、358人の広告主とエージェンシーに対してオンライン動画広告費についてのアンケート調査をとった結果が報告書として公開されています。(調査期間:2017年3月15日〜4月2日) IAB Video Ad Spend Study 2017 NewFronts
動画広告の強い成長は続いており、広告主は彼らのブランドの動画広告へ平均年間900万ドル以上を費やし2年前と比較して67%の増加が見られるとのことです。この報告書の中で、私が気になった2点をピックアップします。
2016年、2社に1社が縦型動画広告を利用した。
51%も2016年に縦型動画広告を利用したことがあるそうです。肌感覚ではありますがが日本では5%にも満たないのではないでしょうか。縦型動画広告に対する高い期待が感じられます。
2017年、記事ページ内動画広告へ予算を3割近く割く予定
「2017年、あなたの会社(又はクライアント)の動画広告予算のフォーマット別の配分比率を想像してください」という質問に対しての回答を平均したところ、2017年、動画広告予算のうち、インストリーム型(プレロールやミッドロール)には33%。ソーシャルメディアでの動画広告(インフィード動画広告など)には31%、記事ページ内の動画広告(インアーティクルなど)には27%という結果がでたそうです。思った以上に記事ページ内の動画広告配信についてのニーズも高いことがこの調査でもわかりました。動画コンテンツを持たないパブリッシャー様にとっては、アウトストリーム型動画広告で収益を上げることができる可能性を示唆した結果だと思います。